フェイスブックで小学校のときの友人から
小学校の時は塾に行ってなかったよね。というコメントをいただきました。
おっしゃる通りでいまの40代の方は多分あまり塾の必要が、
小学校時代なかったと思います。
私自身通っていなかったし、(自分で塾を開きながらなんですが、、、)
今も可能であれば塾に小学生が長時間通うのはベストであるとは思っていません。
現在の小学生を取り巻く状況は、こと学習に関して結構難しいと思うのです。
私なりの分析なので間違っているかもしれないけれど、
一つには中学受験の影響があります。
もう一つには、小学校の教科書が易しくなったことがあります。
もちろん中学校の教科書も易しくなったのですが。
中学受験によって、小学校はあまり影響を受けていない。
札幌市に限ればですが、、、一部の人のものなのです。
市内の小学校卒業生数と私立中学の受験者数を考えても10%は確実に下回ります。
つまり、クラスの中で多くて4、5人。下手をすれば、1人とか2人なのです。
息子と同期で私立中学に進んだのは学校全体で3人くらいだったと思います。
つまり、小学校としてはその部分を考える必要がない程の水準なのです。しかし、
中学校の感想としては、中学受験レベルのことをそこそこしてきている子も
多いととらえられているように思います。(あくまで個人の感想ですが、)
結果何が起こるかというと、
小学校の指導内容と中学校の出題内容のかい離が起こります。
ということで、教科書が十分できていると考えて(特に絶対評価だし)
公立中学に行くと「あれ、平均点もとれてないじゃない。」
となるわけです。
これが、中学受験の影響です。
近年の裁量問題が中学受験的な内容を含んでいたことで
より中学校の先生として意識されるようになったのかもしれません。
私自身としては悪いことであるとは思ってません。
パターン化されたものよりも思考力を問う内容はあっていいと思います。
誰も点数が取れないとかは問題ですが。
もう一つの小学校の教書内容が易しくなったことですが、
私が小学生だった頃は小2で集合のベン図とかしていましたから。。。
それから比べると易しくなっていました。
これは、最近になり、教科書内容が改定され、ギャップは埋まったかに見えます。
しかし、同じように中学校の教科書も難しくなっているので、勉強の仕方やそれ相応の知識を
身につけていない子はまた苦しいわけです。
たとえば、割合にしても小5でかなり時間的にも厳しいので基本だけで、
小学校は終わります。
多くの小学校では1%=0.01まではしますが、濃度の求め方などにかける
時間はないように思います。
しかし、かなりのレベルをしてきているものとして中学校では授業が進行しています。
今のシステムで中学校に小学校の復習の時間を求めるのはかなり酷だと思うのです。
本当に中学校の先生は部活顧問などを持つとほんとに大変ですから。
話を元に戻しまして、、、
一時、中学から高校へ進学した生徒のギャップが厳しかったのですが、
特にイオンとか化学の中心分野が中学校から削除され、高校に集中された時は
数学・英語よりも化学がわからんという子が多かったのです。
これは中学の内容が改定されたことにより、今後埋まっていくにしろ、
小→中のギャップは何か対策を講じる必要があると私自身は考えています。
それは塾かもしれないし、公的な援助かもしれない。
それぞれ、一長一短はありますから。これはまた、別の機会に。。。