北海道の教育委員会が、学力テストで全国平均を上回ろうということで
チラシなどを作り、生徒に奮起を促したそうですが。。。
別にそのこと自体は批判の対象ではないと
僕は考えます。
お金と一緒で、あって困るものではない。
それを行う理由として、社会で生きていくための基礎学力が
身についていない。試験に向かう態度が十分ではない。
ということらしいのですが、そのわりに、ちゃんと見直そうとか
0と6の区分をとか
過去問をさせたりとか。
完全に学力前の点数を取らせるための技術になっている気が
します。「点数稼ぎではなく」という文言がありましたが、
点数を取るための指導ではないか。
それでは現場の共感は得られないような気がします。
そもそも、生きていくために必要な基礎学力を決めるのは
教育委員会なのでしょうか?親ならば、子の将来とかは考えているし、
結果、その子や保護者が「自分たちに必要な生きていくための学力」は
決めるものではないかと思うのです。
そのため、必要な学力というのは人それぞれで、
たとえばセンターで全科目満点を取れるレベルかもしれないし、
地下鉄で切符を買える程度かもしれない。
申し訳ないが基礎学力では生きていくための武器にはならない。
その学力をベースに子供たちは自分なりの武器を手に入れていくのだと
思います。
たとえば、一部の仕事というのは特定の学部・学科・大学を出なければ、
つくことが出来ません。
人の命を預かる仕事のほとんどがそうだと思う。
だとしたら、それに向けてそのハードルを突破するための道具が必要
になるわけで、それが学力ということだと思う。
だとしたら、その子にとって必要な学力はセンターで9割という風に
はかることが出来ると思うのです。
一律に、ここまで必要と考えることはできないし、
ましてや受け方で変わる基礎学力などないのではないでしょうか?
僕のテーマは「札幌の子供を鍛える」です。
それは難関にチャレンジしようと考えたときに首都圏・近畿圏との
学力ギャップが大きくて、つらいおもいや、切ない思いを高校段階で
することがないようにということで、点数的に同等になれ(指標として模試とかは
あるけれども)同等になるために点数だけ上げようという
発想ではない。点数が荒削りでも同じレベルの問題を同じレベルの思考力で
解いてほしいと思うのです。最終段階では点数を上げるテクニックは伝授するけど、
点数を上げることは目的ではない。
他の都府県と比較しても、少し不毛な気がするのですが、
どうなのでしょうか。
札幌市中央区 小中高学習塾 PAT共育ゼミナール