この週末、娘たちの学校は運動会です。
特に次女はラストの運動会ということもあり、
頑張っている。
小6とは思えない、130センチ台の娘は
大変身軽でウンテイだの壁だのをスルスル上ります。
運動能力が猿並でついたあだ名が、名前をもじり、ミサルちゃん。
そんな彼女なので、組体操は土台ができない。高さのギャップが
半端ないのです。
当然、スルスルと上に登ります。
トップに立つらしいのです。
花形のポジションですね。きっと。
それで見に行くべきだと嫁にもすすめられます。
これまで、運動会は土曜日ということもあり、あまり見に行く
ことがありませんでした。
以前の会社では土曜日に学力診断という入塾の入り口テストを
毎週行っていたので、その仕事の時間に間に合うように、
家族全員分+実家の父母の分の弁当を作り、
重箱に詰めて、デリバリーし、教室へと向かっていました。
今は、自分の教室だから、そんなのは僕の都合でどうとでもなるので
見に行くことは可能です。
まあ、少しくらいは見ようかなという気もあるのですが、
ただ、それは娘が花形だからではありません。
多分時間の都合が合えば、土台だろうと、大玉ころがしの玉だろうと
見に行くと思います。
「素直に喜んだらどうなん。」
とからかわれますが、別に自分のことじゃないから本当にうれしくも
何ともない。とてもドライかもしれないが。
多分、彼女が「花形」のポジションをやれるには
他の何人もの「花形ではない」友達の支えがあってのこと。やりたかった
子はほかにもいるのではないか。
たまたま、その力があって、機会に恵まれて。
一番上になるということは、それは賞賛されることだけれど。
本当に努力というよりも偶然の重ね合わせでしかないから。
だから、その位置としての華やかさなどを見に行く気はない。
けれどもその位置を全力で全うしようという姿勢は、
僕は見に行く価値があると思います。
運動会を見に行くというのはそうしたものかなと考えています。
結果はどうでもいい。負けることは普遍的な光景。
頑張っている姿が親にとって素晴らしいものだと思います。
徒競走で5人中4位でも5位でも構わないのです。
全力で努力していれば。
その子供たちの姿勢は評価もするし、見に行こうと思います。
札幌市中央区 小中高学習塾 PAT共育ゼミナール