先日、北嶺中学校の塾対象
説明会に伺ったときに、ある塾の先生が
質問されていました。
四谷大塚の合不合では偏差値が57.いくつやらに
上がっている。
一方、道コンの偏差値に変わりはない。
昨年と比較して、受験生のレベルが上がっているのか
要約するとこのような質問でありました。
僕にしてみれば、突っ込みどころ満載で
何をどうやら、意図もわからない。
あまり、僕のレベルが高くないせいかもしれないのですが。
まず、
Aという模試で偏差値が上がっており、
Bという模試が偏差値変わらんければ、考えてみる部分は
1、Aという模試の受験生のレベルが低下した。
まあ、四谷の合不合という大きい母体なので、
低下したということが考えられないとします。
しかし、以前のレベルではないことも確かなように思います。
2.Aという模試での偏差値が以前の数字では
合格者を言い切ることができなくなってきた。
これは当然レベルの向上ということもあるでしょうが、
と同時に考えてみなければならないこととしては、
模試がその中学に対して不適合であるということです。
つまり、出題傾向が違いすぎて、その模試で点数をとれたとしても
あてにはならない。
今年はSS60でも結構不合格だぞ。でも52でも合格者結構いるな。
うーん。ということが起こり得るのが
大学入試や中学受験です。
学校ごとに問題違うので。僕も経験上、SSにして10ポイントの
劣勢を跳ね返したケースも見てますし、
なんで、不合格になったかわからん
というケースも見ています。
この模試でははっきりわからないとお母さんに
申し上げる中学や高校もあるのです。
模試というのは絶対的な基準ではないので、
それに、以前、四谷は合不合の問題に中学の開成やら麻布やらの
出題傾向を取り入れている時期もありましたし。
そして、3もう一方の模試がまだ数字を変更していない。
今年度版を出していない。
ということも考えられるのです。
2、などは、自分たちが使用している模試について、
あてにならないかもしれません。と自ら告白しているようなものです。
僕は上記の状況を考えて、
レベルが上がった下がったを
判断するのは塾の先生のミッションだと思っていますので、
中学校にそれを聞くなど、自分の任務の放棄だし、
お門違いだと思っています。
塾サイドのエゴ。自分の世界のことに巻き込むな。
と思います。
つまり、結論からいえば、上がったかどうかは
塾の進路指導担当の先生の判断にゆだねられていると思います。
僕自身の感想としては劇的に向上しているとは
感じていません。問題だけ見て生徒さんを見ていないので
なんとも歯切れは悪いですが。
当の北嶺中学にとって、これはあくまで推測でしかありませんが、
そのご質問への答えを聞く限り
昨年度からレベルが上がろうが下がろうが、
あまり興味がないのではないかなと思います。
というのは、今では全くのトップブランドであるわけだから、
ライバルは存在しないのです。
もしも、北嶺を選んできたならば、それは北海道の
おそらく最高水準で、なおかつそれを鍛え上げて
志望する大学に行かせることが使命だと思っておられるのでは
ないかと思います。
多分、向き不向きは絶対あります。
すべての人に向いている学校など存在しないので。。。
将来像を明確に自分で意識できる生徒には
とてもいい環境だと僕は思っています。
まず親が行かせたい。これも大切だけれど、
子供が行きたいと思う。これのほうがより重要だろう
と思います。
なんか、エラそうなことを書いてしまって、
汗顔の至りですが、個人的な感想として。
学校の説明会のレポートはちょくちょく書くと思うのですが、
主観的かつ情報量の少ないものなると思います。
客観的なことって、ホームページ見れば書いてあるじゃないですか。
長文失礼しました。
札幌市中央区 小中高学習塾 PAT共育ゼミナール
ぽおっと発信 札幌市中央区 学習塾PAT共育ゼミナール代表のブログ