定期テスト対策授業実施中。PAT共育ゼミナール。1学期期末まであと3週間。

昨日、5月22日も定期テスト対策授業だったわけですが、こののち、
中3生は修学旅行などで抜けが多くなります。
この1週間で片を付けるつもりで、頑張るから。言っているのですが、
生徒たちのエンジンは正直まだかかっていないのかな。と思えます。
いわば、ここからがまあ腕の見せ所でもあるのですが。

んで、また。お説教なわけです。
この1週間が勝負どころといったことに対して、ポカーンで、

「ここ、わかんないから、無理だわ。センセー。」
「ふーん。そう。で、放置しとく?」
「出ないこと。祈るわ。」
「願いの通じたこと、これまであったためしないじゃん。」
「いや、きっとでないって」
「でるしな。過去問見せたろか。」
「今年はだいじょうぶだって。」
「せやな、大丈夫かもしれん。でも、だいじょうぶやないかもしれん。努力ちゅうのは、大丈夫やないときに備えてするもんなんやろが。サッカーでもあたる相手が弱いかもしれん。練習・努力なしに勝てる相手かもしれん。でも強いかもしれん。レアルマドリードと試合したら、そりゃどんだけ努力しても勝てんやろ。でも、ちょっと努力して練習して勝てそうな相手やったら、そんで負けたら、努力せんかったこと悔しないか?いま、どうでもいいと思ってるかもしれんし、でんやろと思っているかもしれんけど、努力して、わかるようになるっていうのは、いろいろな意味あって、中でも、その一つは終わった時に、悔しい思いや後悔を残さんためにするんやで。」
「・・・。」
「その問題は、君が努力すれば、倒せる相手なんやで」

納得できたかはわかりませんが、少なくともその問題は解けるようになったようです。
教えたしね。

生徒は少年ジャンプ(友情・努力・勝利)とか好きなくせに自分をその場に置こうとはなかなかしません。
話をそらすといってもいいかもしれません。

基本的にうちは、力づくで、勉強に向かわせるタイプの塾ではないので。結構、宿題含め強制はありますが、
しないからと言って直接的なあるいは言葉による暴力をふるったり、人格を否定する塾ではありません。
しないことも見逃しはしませんが。
あくまで、しなければならないことという意識を生徒の中に植え付けようとする塾です。
でなければ、社会で通用する人材にならないと私個人が考えているから。
学歴だけ高ければ、なんとかなる時代ではなく、
若い時に何をしていたかが問われる時代に変化してきていると思うのです。

定期テスト対策の体験生はまだ募集中です。

札幌旭丘高校の大学合格実績。なんでなん?

というわけで、北大合格者の凋落ぶり(笑)が激しいわが母校=札幌旭丘高校についての考察です。

札幌旭丘は年々10名くらいの数字で、北大合格者を低下させています。
2012年は60名弱の合格者(現浪合わせ、率としては18.8%)があり、
それが昨年は31名、半減近くとなっています。
国公立自体は、200名近く輩出する年もあり、そんなに下がっている
印象はありません。でも、僕がいたころは例年120名から100名くらいは
合格していましたから。。。定員は360名。約3分の1でした。石狩2学区制のころ。
1学区は札幌南、札幌旭丘、札幌東というランク順でしたね。2学区は北、西という順。

昔話は置いときまして、学区の枠が取り払われて以降、ある意味苦戦しているのは、
手稲、旭丘あたりだと思います。手稲は地理的条件もあり、募集の面で。
旭丘は、生徒のレベルという面で。まあ、地理的条件も絡むかもしれませんが。

まずは、道コンの結果から、2014年に道コンを受けた札幌旭丘の受験者は259名。
Aランク。つまり、通知表オール5界隈の数が非常に多い。この中で合格している生徒の最低偏差値は
大体55程度。Aランクがあれば、藻岩・新川あたりに合格する実力で合格する可能性が
あるということなのです。一方、通知表5の中に4が散在するBランクになると、SS66でも不合格に
なっている子もいる。推薦も含めるとAランクのSS62程度となります。Aランクの不合格者は6名。
Bランクの49名と比較しても非常に少ない。
続いて、2015年は捕捉数、225名。最低合格ラインはAランクで53程度。Aランクでは不合格者が
4名しか出ていません。Bランクで30名。
BランクではSS64あたりから不合格者が出始めて、最低合格ラインがSS53。
推薦はレベルが変わりません。この年は札幌東が異常に、高倍率となり、開成が定員割れを起こした年です。

受験者の層自体が若干下方へシフトしていることは否めません。
しかし、それほど大きく北大合格者に差が出るとも思えない。

私なりに旭丘の生徒を指導する中で、感じることは、生徒の数学の力がちょっと弱いかな。
一方、英語の力は非常に強い。中3の時に数学が5教科の中で一番苦手という生徒が
旭丘に進学し、学年で上位に入る。一方で、一番得意な英語は、平均レベルという
ケースがみられるのです。以前の生徒に比べると、明らかに数学は力が弱いにも
かかわらずです。道コンの資料を見る範囲では、各科目の強弱は判断できません。
結果として、センターで不覚を取る=数学で(特に数学Ⅱ・B)大コケする。
もしくは文系の2次数学に対応しきれない。このようなケースが起きているのではないか
と推測しています。
結果として、センター逃げ切りが可能な国公立に流れるか、2次で数学のない国公立に
方針転換するということがあって、数としての国公立は確保している。というう状況を
想定しています。あくまでも個人の感想なのですが。

あとは、内申ランクの結果としての偏重。AとBの不合格者の数の差は明らかです。
ランクで逃げ切りが可能な学校です。すると、札幌市中央区とそれ以外の区で、
行っても内申ランクは現実的に大部分、中央区のほうが厳しめです。
え、この実力でこのランク。。。というケースが北区、東区などでは起こりがち。
旭丘は札幌市の北部が通いやすいですから。

女子が多いので。というのは言い訳にすぎないし、それは、女性蔑視じゃないですか?
うちの家庭は、女子が圧倒的に強く、男子が肩身の狭い家なのです。冗談はおいといて、
ランクが高いのは、確かに実力もあるのですが、定期テストのような範囲の定められた
何が出るか一定程度予想の付く、いわば、ルーティンに強いことを意味します。
それはそれで重要ですが、大学の入試においてはアドリブが一定程度必要。予想もしない
ことが起きうるから。その処理の実力も反映しているのかなと分析したりしています。

もう一つは、宿題の量が少し減っていないか?と思いますね。

大変いい学校だし、進学はおすすめするのですが、学校内の順位のみ気にしていられる
学校ではなくなってきているのではないかと思います。
むしろ積極的に、外部の模試を受けて、実力テストや入試に近い環境の中で自分の力を
常にはかっていくことが必要です。それを高校3年からし始めるのでは、遅すぎる。
修正のための対応時間が少ないからです。1・2年から取り組んでほしいと思います。
通信などは必ずしもおすすめしません。学校の基本的な方針で間違いはないと思っています。
余計なものを増やす必要はない。むしろ、学校の方針に従ってそのやりこみ度。つまり、
量を拡大しと深さを極めるという方向に行ってほしいと思っています。

学校のレベル自体を上げる方法は、私自身考えがありますが、それはこのブログとは、
また内容が異なると思っているので。今回は書きません。

札幌公立高校大学合格実績の見方2

昨日の続きです。

基本今年の大学入試合格者の内容を見るに際して、私が資料とするのは、
2012年入試合格者道コンSSランキングです。

ss(偏差値)
68札幌南光星・ステラ
67札幌北
66札幌西立命館慶祥・SP
65札幌東
64開成コズモサイエンス
63旭丘第一・文理
62開成国際情報・普立命館慶祥
60月寒北海・特進光星・特進
59北広島国際情報・国際
58手稲東海大四・特進日大・特進
57新川藻岩

なぜ、2013年合格者ではないかというと受験生は2012年のものを見て、
自分の受験校を決めるからです。

あら上位校しかないじゃない。はい、その通りです。一定程度、わかりやすくするため
北大と上位校で比較します。しかし、この内容は中堅校以下でも十分当てはまるので。
うちの塾は上位校を受験するための塾でも、北大への進学を推奨している塾でもありません。
念のため、申し添えます。

この数字と本年度の北大合格者数は偶然にも一致しています。上位4校、
そして、開成と旭丘、第一までも。
合格者のランキング=入学者のランキングとは言えません。
私立は、公立に流れますから。
その状況を鑑みたとしても、第一は頑張っていますし、その前年と前後し、
西高は南高からの流入もあり、難易度が増していた年であったかと記憶しています。
一方、入試という入口から考えても、立命館慶祥と旭丘の実績という出口に不満が残ることになります。
以前はトップ15の常連であり、20名以上の合格者を輩出していた月寒は、転落。
逆に、そこよりも偏差値的には低い北広島が上位に食い込んでいます。

この表と昨日の実績から何を感じていただくかは、読まれる方の判断という
無責任な結論にはなるのですが。
大学進学をまじめに検討するのであれば、私には決しておすすめしない学校がいくつかある。
というか、中学受験自体を反対する学校がいくつかあるということです。

それと、札幌南182名・札幌西130名の国公立大学現役合格者となっています。
両校とも定員は320名ですから、南で6割弱が国公立に現役合格しているということ。
一方の立命館は昨年度で恐縮ですが現役で約80名。内部進学6割、高校から4割という状況です。
第一はこれまた昨年のデータですが、国公立177名。これは現役だけではないのですが。
現役での比率が高い高校ではあるので。。。
基本、数字ではなく、現役なりの合格者/卒業生=合格率で見るべきだろうと思うのです。
個人面談でおすすめする学校も基本のデータとして、
私はお話しています。

札幌はこのような情報が塾側からあまり提供されないというか保護者面談で話題に上らない
ことが多く、受かる受からないに終始することが多いようです。
保護者面談さえないというところもあると聞いています。
うちは各学期ごとに必ずしています。そういえば今日からですね。

その状況は、つまり情報収集が常に親サイド、生徒サイドで担当していることに
なります。中学・高校・大学を問わず、情報戦の敗北は、その後3年なり、6年なりの欝々とした
日々につながりかねません。
預かっている子供にそんな思いさせたくないじゃないですか。
と少なくとも私は思います。
誰しも、なりたい自分になるために進路は選ぶのですから。
ブログというよりも情報提供に近い内容になってしまいましたが。
①大学入試は4年前の道コンSSが反映する(公立高校)
②何を求めるかで私立は受験校が変わる
③合格数よりも合格率。偏差値が低くても面倒見がよくて伸びる学校はある。

このようなところでしょうか。

高校における大学合格実績の見方(札幌)

高校の大学合格実績は、次の年の高校の倍率にも絡んでくるので大切なのですが、
特に札幌で重視されるのは北大ですね。
でも、その年の実績に食いつきがちなのですが、あくまで重視するべきなのは
現役における合格実績です。例えば、わかる範囲でいうと南は2015年が現役70名。今年が84名。
これは、明らかに昨年度の生徒よりも今年の生徒のレベルが上がっていることを示します。
西高でいうと、現役は59名です。2月に大学を受験した生徒が西高を受けたとき、
倍率は1.5倍くらいだったように思います。かなりの乱戦になったと思います。
倍率が高い年の生徒は一般的に強いですね。やはり。

また、前期での合格者が多いか、後期での合格者が多いかでその学校の進路指導の方向性が
見えてきます。

私立のほうといえば、北嶺は23名のトータル人数ですが、あまり、北大を対象にする学校ではないので。。。
光星が19名。

第一が現浪合わせて35名で伸びてます。+8名。立命館慶祥13名。減らしています。

まあ、実績が出せないとは思っていましたが、卒業生はともに300名程度でしょうか。
いろいろなお話、(在学生などからの)を聞く範囲では、とても実績が出せる状況に
ありません。中学もあるならば、もっと伸ばせると思うのですが。ちなみに北嶺は200名程度。
この数字を見ても、東西南北に不合格ならばどちらに行くかは明白な気がします。
この辺りは、また、私的な受験ガイドブックでもアマゾンで出せればいいなと思っています。
どこからの意見にも左右されない、聞いた内容と個人的な分析を含めて。
話がそれたので、もとに戻します。

なぜ、現役合格にこだわるべきかというと、基本学校の実力はその部分に現れます。
センター試験の学習というのはいかに無駄を省くかにかかっています。特に、高校3年間しかない
公立高校では、結構、高校としてのチームワークがものをいうのです。
例えば、ある先生が自分のさせたい勉強しかさせず、なおかつ課題も多く、
センターの得点に直結しない。これをさせると、同じ力量があっても
得点には見る間に差がついていきます。以前、南<北という全生徒の平均得点(センター)の差があったのですが、
まさにこれでした。私の知る範囲でしかないので恐縮ですが。
今のように、南高生の通塾率が高い現状では、高校の実力とばかりは言えないのですが。。。

それと、今年の実績を出したのは3年前受験した中3生だということです。
3年前の状況から、レベルが下がっているようであれば、その実績は出ない可能性が高いですし、
札幌開成が伸びたのも今年だからであって、今年受験した生徒や昨年受験した生徒が今年と同じ実績を
出せるかどうかはわからないと思うのです。
年々入りやすくなっているにもかかわらず、実績をほぼほぼキープしている北広島高校みたいなところも
あるのですがね。

学習塾は南何名。北何名ばかりを強調して、その後のことは考えません。その子がどんなイメージを持って
高校に行くのか。また、その高校で生活する場合はどんな状況になるのか。そこまで、考えて面談や
進路指導を北海道の塾は行わない気がします。
いわば、看板として難関高校の合格実績を使っているだけなのです。でもそれは、その子ががんばって
合格したのであって、塾の実力ではない。その点では謙虚であるべきだと、考えています。
ただ、子供や親と視線を同じくて、国家100年の計を練るがごとく、個人10年の計を一人一人に
練っていきたいと私は考えています。

新入塾生募集中です。
なんか、5月になっても入塾が切れない。
来週からは、定期テスト対策です。

定期テスト対策(2016年1学期末)はじめます。

お知らせしていた、5月15日からのスタートではなく、
5月22日(日)から定期テスト対策を始めたい思います。塾生にはもうすでに
時間割配布済みです。まあ、いうまでもなく北海道の公立高校、私立高校は内申点偏重なので
ここが、勝負のしどころというか、ここで勝負をしておきたいのですね。
以前もどこかで書きましたが、一番重要な学年末の成績は、1学期から3学期のトータルで決定し、
これが、学年の成績として内申書に記載されることになります。

この場面で、一番成績が取りやすいのは1学期から3学期のうちどこでしょうか?

1学期なのですね。あくまでも平均との比較とはなりますが、いったん前学年の成績は
リセットされており、さらに取りやすいのだから。スタートダッシュをかけておくべきなのです。
実際に、2学期半ばからスタートしてもすごく対応は難しくなります。
1学期でとってしまった定期テストの評価を覆す得点は満点を超えてしまう可能性だってある。

だからこその1学期なのです。まだ、勉強にエンジンがかからない。。。
と言っている間に、遅れていきます。
やる気にならないので無理かな。とおっしゃる方は多いのですが、環境の問題だという面も
定期テスト対策においては大きいと思います。

中学校に通っていれば、定期テストの重要性はわかっているはずなのです。生徒は本音のところで。
でも、重要性がわかっているからこそ、目を背けている中学生も多いのです。
急に3日前に焦りだしたりしますが、カバーしきれるものではない。だから、1か月前からうちは
気分を高めてやるのです。だから、結果が出る子も多い。すみません。全員とは言えません。
上下動があります。

でも、ここが出るよ。ここ覚えておけば3点アップとかと言われれば腰が重くてもし始めるかな
と思うのです。そしたら、学校でノート取らない子でも、なんか書いている。
正直なところ、僕はそれほど指導力があるとうぬぼれるほどのものではないので、
小さな変化、スモールステップというかごく小さな成功を積み重ねることでしか、
本物の学力も、得点力もつかないと思うのです。

特に成績が下位から中位くらいの子だと、こうすれば、解けるという実感を学校で味わえていないので
余計、勉強から遠ざかります。その点を与えてあげることがジリジリとでしかないが、生徒たちの
成績が上がっている要点だろうと思います。

塾に通うことを勧める文章ではあるのですが、塾に行かなくても家でその作業ができれば絶対に向上は
できるはず。心配するのは自分では無理と気づく時期が遅く、内申点を取るために手遅れになることです。

まずは学校で与えられたワーク、教科書、ノートの復習から。
はじめに市販の問題集などを解いてできる気にならないことです。中学校ごとに特徴があり、
出る出ないが先生ごとで違うので。

こちらで日曜日分だけですが、うちの時間割も載せていますので、参考にしてみてください。

うちの場合は
中1は社会・理科・国語・数学・英語の順で力点を置いています。
中2は数学・英語・理科・国語・社会の順かな。
中3は中学校ごとに変えていますが、英語・数学・社会・理科・国語かな。
理由はそれぞれあります。中1は多くの場合、数・英の進展が遅く、社会と国語は小学校で基礎のない
所をすること。そして、急激にお話の中身が難しくなるからですね。