PAT共育ゼミナールの夏期講習の考え方。新聞折り込み広告は入れない。

当塾は夏期講習時、新聞折り込み広告を入れません。
いくつか理由があるのですが、

・塾生に向けてのイベントであるから

① 広告費を現在いる生徒に転嫁しない
いうまでもなく、外に向けてのいわば、お客さんを集めるための企画ではありません。新聞の折り込み広告は4回で約30万から40万かかります。1教室当たりです。それで、有料の講習生が20人集まれば、十分広告代は回収できるのですが、その後定着する生徒も含めて。しかし、秀英さんのように無料ということになれば、その費用はどこから捻出されるのでしょう。いうまでもなく、塾生の受講料の何パーセントからということになります。逆に、塾側が思い切って、それをしないと決めてしまったら。その何パーセントかは生徒さんに還元できることになります。もっと、値段を下げるか、授業の回数を増やすか、設備・サービスを充実させるか。当塾が選択したのは後者です。全く広告を打たないということもできませんので、広告は印刷しましたが、部数は極力少なく、地域に私なり、スタッフ成りが配れるる範囲でしかありません。

② あまり人数を増やせない
当塾は大量に広告を投下し、大量に生徒を増やすことができません。スタッフは、塾長の自分と指導経験のある家族(嫁と娘)だけなので、多くの生徒さんをかき集めることは質の低下につながってしまいます。自分で何でもしなければ気が済まない職人気質が災いして、栄光ゼミナールを退職し開いた塾なので、たくさんの生徒さんと出会いたいという欲求をはあるものの、あまり出会いすぎてしまうと身の丈を超えてしまう。自分の目の届く範囲で授業を行い、ひとまかせにしないのが、当塾の塾是です。非常勤講師や経験の浅い教員では、質の低下がまま発生します。少数の生徒さんにじっくり向き合いたいと思っているし、現在の塾生さんはその点を気に入ってもらっていると思うのです。今回も夏期講習は大変魅力的です。24日間毎日通っても無料だし。ほかの塾とは比較にならないくらい安くて、高品質で、なおかつ、時間数も多いですから。 だからこそ、身の丈を超えないセーブが必要です。とはいえまだ席に余裕はあります。

塾の夏期講習の目的と通わせる保護者の目的がずれている講習会は不幸です。学校も何もない時期、時間をたっぷり使える講習会であるから、じっくり時間をかけて生徒と向き合っていく必要があります。そこには合宿とか必要ありません。弁当を二つ持って塾に来ればよい。それだけでトコトン鍛えられる、勉強ができる。それが夏期講習会の在り方であると当塾は考えています。

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札幌南高生、個別指導しています。各高校の進度状況。

当塾で、私が個別指導している高校は、札幌南、札幌旭丘、札幌日大、静修、学園札幌など多岐にわたるのですが、各高校ごとにやはり課題が違うので個別指導で対応しています。高1段階の比較でいうと、やはり一番早いのは札幌南、札幌日大という順になり、札幌旭丘はそれほど早くないというか、もう少しペースを上げるべきではないかと思っています。

札幌南

教科書を2冊持たせています。高1と高2です。両方を併用する形で進めていますが、旧課程の単元のうち数Ⅰから数Ⅱへと移った部分も併せて指導している状況です。しかし、複素数、虚数などは高Ⅰの段階で履修する流れになっているようです。この部分ではおそらく躓く生徒も多いのではないかと考えます。進度が早いので多くの潜在的数学難民を生み出している可能性は高いですね。でも基本的についてこれる者だけついてこい、あるいはついてこれるように自分で努力しろということなのだろうと思います。その点においては自助努力が必要でしょう。もうすでに、道コンでどのくらいの偏差値とれたかなどは全く関係ない時期になっているし、数学は中学時代得意だったという意識を捨て去らないと根本的に解決にはたどり着けないと思います。過去にとらわれない自分にどれだけ早く変われるかが夏休み以降のポイントです。成績いい子ばかり集まるからこの順位でしょうがない。また勉強すれば、結果が出ると信じていると現状の打破はおそらくできないと思います。少なくとも上位4分の1に入っていないと北大は現役合格難しいのですから、また、浪人で確実に実力が向上する補償などどこにもありません。一番確実なのは今の成績を向上させること以外にはありません。

札幌旭丘

高1段階での進度は緩やかです。先取りは入れていないどころか、高1段階で数Ⅰの内容さえ終わらないというケースもあります。それが単位制というシステムのせいなのか、生徒の能力なのか、学校の方針なのか、これはわかりません。しかし、現実的に新課程=現在のカリキュラムで進む以上、若干の先取りはセンター入試のために必要というのは当塾の考え方なので。学校成績は1番優先で考えながらも、次の展望をしつつ指導をしています。あまり、芳しくなかった成績も高2までで大きく伸ばすことができています。数学は校内でSS60オーバーというところでしょうか。問題も教科書レベルから大きく離れるところではないので、どれだけ地道に演習問題を積み重ねられるかという点が成績の分かれ目になることが多いと考えられます。

なんでもご相談いただければ、最適解はご説明できるかと思います。

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夏期講習も個別指導できますのでご相談ください。

 

北大現役合格実績にみる札幌各高校の実力

あちらこちらから、大学の合格実績が出ているわけですけれど、北海道は北大をその中心として考えます。ですので、2017年版の北大の合格実績から各高校の実績を考えてみたいと思うのですが、なぜ、現役かというと素直に高校の実力を見る目安だと思うのです。例えば、東大が1名出たとしてもそれは高校の実力とは言えません。浪人かもしれない。そして、その子だけがその高校の中で図抜けてできただけかもしれないのです。まずは主要、高校の合格者のランキングを見ると。
札幌圏のみです。

人数

札幌北  128名  88名 (66.9%)
札幌南  112名  75名 (68.7%)
札幌西   86名  49名 (56.9%)
札幌東   66名  44名 (66.6%)
札幌開成  48名  38名 (79.1%)
札幌旭丘  36名  20名 (55.5%)
北広島   25名  18名 (72.0%)
札幌光星  25名  17名 (68.0%)
北嶺    21名  12名 (57.1%)
札幌第一  20名  14名 (70.0%)
札幌国際情報16名  10名 (62.5%)

右の数字は現役合格者数です。西と東の間では20名の開きがあるにもかかわらず、現役生になるとほとんど数値が変わらない状況なのです。開成の数値はある意味最高になる可能性があります。今後は中等教育学校の開講のあおりを受けた超低倍率期間にゴズモサイエンスは突入しますので。昨年躍進した札幌第一が大きく数を減らしています。一方、北広島はこの中で唯一合格ラインは道コンのss50台(ss59)。むろん、今の数値ではありません。今年の現役生が、入試を受けた当時のものです。内部でどれだけ努力させているかがわかる結果だと思います。国際情報も実施的な特進クラスである普通科が80名しかいませんから。かなり頑張っているのではないでしょうか。数字のみに目がいくと、本当の実力がわかりません。
では、北広島がどれほど努力させているかということがわかるデータを提示しますと、
立命館慶祥 ss64 現役合格者数 8名 全合格者数12名
月寒 ss60 現役合格者数 5名 全合格者数13名
手稲 ss59 現役合格者数 6名 全合格者数12名
立命館はさらに、中学からのspコース初年度でした。個人的な感想としては、中学受験からでも受けなければならない学校とどうしても思えません。では、北嶺はどうかというと卒業生が120名ほどという点とそのほかの難関大学に合格する比率が高いので、逆に北大という観点でとらえることのできない学校だと考えています。立命館は全卒業生から考えても3%しか、現役で、北大には合格しません。
月寒の凋落ぶりはある意味、凄まじいものがあります。内申でBからCランク、SS60必要な学校であるにもかかわらず、北大への現役合格は2%未満。それならば、北海の特進(SS56 10/11)の方が可能性は高いといえるでしょう。以前から言っている通り大学の合格実績、しかも、北大の合格実績が高校の実力のすべてではありません。塾とは基本的に考え方が違うのですが、今の各高校ごとの教育システムを比較すれば、おそらくこうなるだろうなという結果しか出てきません。ある意味今年の実績は僕にとっては予想通りでした。教える内容は、カタログスペックではない。説明会やパンフに書いてあることは、カタログ上のスペックであり、その子その子に応じた最適な内容であるかはわからないのです。それを、情報として伝えられない学校や塾に通うというのは不幸であるとしか言いようがないかなと思います。
塾は勉強だけ教えていればいいという発想ではなく、その子の5年後、10年後をイメージしていろいろなことを伝えられる存在でなくてはならないと思っています。

2017年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : patkyouiku

PAT共育ゼミナールの夏期講習の考え方。P@Tコースは何回受講しても無料です。

当塾の夏期講習について、塾生に対するサービスであることは前回の記事でも触れました。僕らとしてはもう一つの意味をこの夏期講習、というか、講習一般には持たせています。
それは、地域に対する還元です。その象徴がP@Tコースの無料開放なのです。これによって、塾生に不利益が生じてはならないのですが、P@Tについては、先着順の完全予約制で、無料の授業を行います。元来、P@Tコースの通い放題には講習会という概念が存在しません。月ごとに、通い放題=何回来ても定額制をうたっているのですから、7月だろうと8月だろうと夏休みも冬休みも何回来ても追加料金が発生しないシステムなのです。
夏期講習期間は、これを地域のみなさん。具体的に言えば、山鼻小、伏見小、幌南小、幌西小、資生館小などの方にも、日頃お世話になっている分を還元していこうという考え方なのです。当然、柏中、伏見中、中島中、山鼻中などの方も対象となります。僕らとしては、学習塾というのは地域の支持なしには存立しえないものであると考えています。大切な子供を預ける場所である。子供がたくさんいるという点においては、弱者の集団になるわけで、地域の理解と庇護が必要とされます。また、思春期の生徒たちは、とかく、地域の中で迷惑をかけたりもします。その際に、温かい目を注いでもらえるような塾、学校でなければならないと思っています。うちの生徒のやらかしは、うちの塾にいる以上、僕らの責任である。と考えますから。その点において、地域の中で孤立する塾であってはいけないし、そのあるべき地域への還元を僕らは考えていかねばならないと思っています。
子供は地域で育てるもの。その部分に、当塾として協力できるところがあってもいいのではないかと考えています。
だから、講習会終了後の入塾が前提です。とか、勧誘のお電話をさせていただいたりということもありません。講習期間中は何回までという回数制限もありません。プリントを用いる授業なので、テキスト代が必要ですということもありません。講習期間中に感じたことについては、お話もさせていただきます。
現在、こちらをご利用の方は、

・お母さんの出勤に合わせて、塾に来る。午前中いっぱい学習。
・学校の宿題をしてから、プリント・個別指導。
・学校のテストに合わせて、テスト勉強(小学生)
・学校の進度に合わせて演習。
・学校の先取りで、次の学年の学習をプリントで実施。

など様々です。

地域還元をお気軽にご利用いただければと思います。

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メールで気軽にお問い合わせください。info@pat-kyouiku.com

札幌高校受験のちょっとしたお話。どの高校を選ぶべきか?

近年、高校受験塾の塾長として感じていることがある。東西南北の高校間の合格最低ラインにギャップが出てきているような気がするのだ。転勤がある大手の塾と異なり、当塾は定点観察以外のことはできないのだが、南高と東高の合格層に隔たりが出てきているような気がしてならない。道コンの追跡資料を見ても数字的に大きな動きがあるわけではないが、SS69とSS64だからもともと5ポイントはあるはずなのだが、それ以上の開きが感じられる。
先日、ある私立高校の先生とお話をさせていただいて、東は205点くらいで合格者が、(Aランクの上位ならば)出ているということだった。南は大きく崩してはいないが、東・西あたりは当日の点数が十分に取れない子でも内申で救済されるケースが目立ってきたとのことだった。学習塾のできるできないはどちらかというと学力点という物差しで測ることが多いので、違和感の原因はどうもそんな点にあるらしい。そういえば、北高あたりでも当日点が低い生徒の話を聞いたことがある。今でも、上位高でも内申有利という状況はいまだ続いていると感じられる。

今後、大学入試制度改革が行われていく中で、学校成績や外部検定が活用される可能性は高くなっていくだろうから、(今の中3からですね。)内申重視、つまり、学校の勉強をまじめにする生徒を評価する方向になってくるかもしれない。と同時に、無理して上位の高校に入り、学校の成績をとるのに汲々とするよりは学力的に余裕のある所に入った方が有利という傾向が出てくるかもしれない。まだまだ、情報に目を向けていくことが必要だろうと思う。

一部の生徒から、最近うちの高校は中退が多いという話や、授業自体がまともに成立してないというお話を聞く。具体的に実名は上げることは避けたいと思うが、一部の高校は私立、公立を問わず荒れ気味の様子。生徒指導面にゆるみが出ていることを感じている。以前は全く聞かなかったような、学校にはばれていない飲酒や喫煙などもあるようだ。実際に、こんな情報は塾にも学校にもオープンにするわけがないのだが、ただ、生徒の情報が生徒経由で流出する。比較的評判がよい私立でそのような内容があるだけに、選択には十分に気を付けるべきでしょう。伝聞でしかないことなので。当然当塾の塾生ではありませんし、あくまでも学校における問題だから。あいまいな話で申し訳ございません。

これらの情報が、PAT共育ゼミナールの進路指導面談にはいかされています。だから、偏差値輪切りや高偏差値の学校のみを志向するという進路指導はいたしません。

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PAT共育ゼミナールの夏期講習についての考え方。他塾の倍量の授業数

PAT共育ゼミナールは夏期講習での外部集客をあまり目的とはしていません。外部集客を目指すならば、お手軽に、日数を減らして、無料ですればいいのです。そこで体験させて、入塾にすればいい。でも、お手軽な日数で短い授業時間、そんなので本当に力がつくのだろうかと思うのです。道コンの順位と同じで客寄せの手法でしかないと僕は考えています。

当塾の夏期講習は、まず塾生のへのサービスです。だから、中3でいえば英語、数学27回授業をして、理科社会でいえば20回授業をして、個別で行う問題演習の時間内に、巡回指導を行い、とにかく時間をかけて力をつけていくのです。そのための夏期講習であるのです。金額的に言えば、他塾と変わらないか安いですから、時間数は倍量で、授業料は同等。サービス特価なのです。塾生があるいは保護者の方が、ほかの塾に行っている子は高いお金出して、この程度の時間でかわいそうねと思ってもらえるものを作りたいと思っています。実際にできていると思っています。

と同時に僕の自己満足という側面もあります。
基本、僕は不安なのです。生徒を家でおいておくことに、ついつい勉強してないんじゃないかないか。とか、宿題がわからず困っていて、解答写すだけで終わっているんじゃないかとか。かんがえてしまいます。解答なんて移すためにあるでしょ、くらいの勢いで、宿題は〇ばかり、でも、テストはからっきしという生徒さんを多く見てきているので。。。うちの娘も例外ではなくて。誤答に向き合うことができない。つねに、その不安がぬぐい切れないのです。だから、できるだけ長時間、僕の目の届く場所に置いておきたいし、宿題をこの塾でやってもよい。わからなかったら、僕でも、奥さんでも、文先生でも聞けばよい。むろん、参加しない生徒向けの通常授業は、7月でも8月でも実施します。4回きっちり。夏期講習というサービスによって、その月の授業がなくなってしまうのもおかしいと思うので、本当に力がつく夏期講習を実施します。

塾生に対するサービスだと思うので、新聞折り込み広告も入れません。折り込み広告=広告宣伝費を生徒の受講料に上乗せするのは何か僕自身は納得いかないから。僕のお小遣いで何とかできるものではないのだし。

とはいえ、このような夏期講習でよければぜひご参加ください。7月26日から8月24まで。お問い合わせはPAT共育ゼミナール011-206-1771です。

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2017年6月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : patkyouiku

札幌の中学受験についてちょっとお話。現在まで。

仲良くしていただいている中学校、高校の先生からお聞きした話です。
北嶺の下のラインは少し下がっていないかな?ということでした。

札幌日大のスーパーアクティブに不合格で、北嶺に合格という生徒が今年は10名以上いたそうです。(裏どりしてあります。)中学受験全体の受験者、北海道におけるものが若干下がっているのかもしれません。どんな場合に、私立中学の受験レベルが上がるかといえば、一番端的なのが公立高校の大学合格実績が低迷する、あるいはレベルが下がる場合。それと大きな大学入試制度改革が行われた場合です。例を挙げれば、東京都や兵庫県などに、総合入試選抜が導入されたとき、ぐんと私立中学受験がレベルアップしています。また、学区の細分化も中学受験を後押しする力となります。逆に言えば、公立高校に元気がある場合は、そちらを志望する生徒が増えていきます。最近、札幌南がうまく合格実績を出していますので、その流れが影響を及ぼしている可能性はあるかもしれません。ただ、公立高校のレベルにも格差が広がっているという話もあります。こちらはまた別の機会があればと思います。
近畿や東京からの受験生も北嶺には多いですが、最終的にここをターゲットとする生徒は10名前後、あくまでも、道内や札幌市内での戦いであることには変わりがありません。

また、問題は北嶺の理社重視への転換もトピックといえるでしょう。これまでの配点が国・算各100点、理・社各50点だったものが、国・算120点、理・社各80点となります。つまり、国語・算数が1.2倍になったのに対し、理・社は1.6倍となりました。これは、理社が得意な方に対する朗報ですが、むしろ救済されるのは国語が苦手な生徒でしょう。道コンなどの分析と異なりますが、北嶺の国語は難しいのです。指導できる教員も限られていると思います。記述の比率が近畿圏、首都圏と比較しても高く、時間内で正確な内容を書ききるためには相当な頑張りが必要。正直、武蔵や麻布向けの特訓でもいいような気がします。それに比べると、算数は四谷大塚ではオーバーキルじゃないかと思います。あくまでも僕の感想ですが、確かにフィボナッチ数列とかも扱われますが、全体の出題としては素直かな。だから、国語の最高点も80を超えないという状況になるわけです。その失点を理・社でカバーできる。これまでは、国・算どちらかが著しく苦手な生徒に合格の可能性は低かったわけですが、努力次第で手の届く可能性は高くなったといえるでしょう。このようなことを言わなくても合格できる生徒を集めた塾が、実績を上げるわけではあるのですが。むしろ、そのような生徒をいかにして集めるかが、大手の塾の腕だとさえいえる。これは、首都圏でも、近畿圏でも変わらぬ真理ではあります。零細である当塾は今いる生徒さんにベストの指導を提供することしかないのです。

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北嶺中学向け個別指導実施しています。

当塾は、小学生の集団授業を行っています。
そちらの方で一定程度、中学受験向けの指導を行っています。メイン教材が中学受験指導用の教材を使っているので。
というのも、札幌市中央区の多くの公立中学が一定程度中学受験向けの知識を入学当初から求められる傾向にあるからです。特に、赴任してこられて日の浅い中学の先生ほど中学受験の知識を求めてくる傾向にある。ですので、中学進学後も伸びる学力を作る下地作りを行っているのです。その甲斐あってか、小5から在籍している生徒には500点満点中480近くをとる生徒もいます。

ですので、小4から中学受験を志望する生徒には、集団指導をおすすめするのですが、北嶺中学や札幌日大、開成、附属などを受験する生徒さんには個別指導もおすすめしています。それぞれの中学の出題の特殊性や出題傾向をしっかりと把握したうえで、最短距離でなおかつ最も効率のいい受験勉強をしていただくためです。私自身、塾の先生を始めたのが灘のおひざ元で、それ以来20数年間中学受験に携わってきましたし、中学受験専門で教えてきた期間が約10年近くあります。その間、灘。東大寺の受験生も見てきましたし、中堅どころも数多く教えてきています。四谷大塚の教材で長いこと指導してきました。四谷大塚教材がどんなものであるかは理解しているつもりです。

基本個別指導も僕しかしません。1コマ50分。1:3まで、これ以上は個別でみっちり教えることができないので。現在は高校生中心ですが、中学受験指導の枠はまだあります。中学受験において、集団指導は競争という観点からすれば重要です。しかし、無駄の部分は免れないところではあります。その子にとってカリキュラム通り進むことがベストの選択であるとは言い切れない。夏期講習にしてももう十分点数取れるところを繰り返され、一方、弱点に関しては時間をかけてもらえないということがままあります。これは、僕の集団指導においても同様である意味宿命的な部分ではあるのですが。

家庭教師や個別指導も教員の力量で差がつくので、問題はないとは言い切れません。
当塾は正直、僕と妻と娘しか先生いなくて、妻は中学受験指導の国語担当をしていました。算数・理科・社会は僕がします。成績保障とかできませんが、今後中学受験をお考えの方にはおススメかなと思っています。

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開成中等教育学校の不安。

今年、
当塾から開成中等教育学校を受験して合格している生徒はそのまま、中1の集団コースに在籍しています。
実際に、指導に携わる中若干不安に思っていることもあり、ちょっとまとめてみたいと思う。

中3のお母さんからよく聞く話としては、現在の中学3年生はかなり苦労をしている
ということだった。詳しい内容は聴いていないけれど、中1の段階からいじめがあったり、先生の経験が乏しいということは聴いていいたのだが、まあ、そうなるわなという当然の帰結であり、驚きはなかった。

しかし、実際に指導をしてみると公立中学とのギャップに驚く。
例えば、数学では正負の数が終わった後は、平方根に進む。当然、中3配当である。
クラスの半数は理解できていないと生徒からは聴いている。

従来であれば、当然公立中学と同じ進度の集団授業には入れないはずだが、鍜冶マジックを発動させて対応してしまっている。栄光ゼミナールの北海道にいた方であれば、鍜冶マジックという言葉に一抹のなつかしさを感じるはずである。本筋ではない。

英語はスピーキングに力が入っている。国語もプレゼンテーションがやたらと多い。全国的にみるとプレゼンテーションについての国語の出題は増えているのだが、いまだメインストリームではない。社会も自分で選んだ歴史上の人物について、
研究と発表をさせる。坂本龍馬の次に、織田信長の発表が行われ、翌週にはクラーク博士が発表されるような塩梅だそうだ。

これでは、普通の塾では対応が不能である。と同時に定期テストなる概念も存在しない。
ある意味で大変先進的で「理想」の教育だし、これからの世界では必要な部分かもしれない。というか、必要とされるだろう。

しかし、基礎となる知識は大変弱い。教科書の単語を「書く」ことができない。漢字もおそらくは同様。地理、歴史も基礎の流れが落ちている可能性がある。

いわば、入試から徹頭徹尾、PISA型の学力観に基づいているのだ。
今後の入試制度改革を踏まえたものではあり、明らかにセンター型のものではない。
今後は外部の英検やGTECなどが入試代わりになるのだから、英語の4技能すべてが必要となるのは明らかである。しかし、それらを重視することと知識を軽視することは全く別物であるように思うのだ。
思考するベースは言語であり、その知識がないところでは、思考を組み立てることができない。日本には表意文字である漢字の文化があり、そのことが思考力を高めるのに役立つことは、多くの人が認めるところではないかと思う。

果たして、一定ラインの知識を持たない。つまり、思考するすべを持たない人材を大学があるいは大学の教員が受け入られるのだろうか。その知識の定着をはかるための練習が必要なのだということを知るのが中学時代であると思うのだけれど。当塾では、知識の定着をメインに置くということで伝えてある。PISA型の部分は学校でしてもらい、塾では対応しない。一方、公立中学と同様の知識はここで学び、定着させていく。分業のような形になるのだが、開成中等教育学校の教育を否定するつもりはないし、必要なものとして理解しているのだが、バランスのいい成長のためには、知識を導入をサポートしていく部分も必要なのだろうと考えている。

 

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定期テスト対策ー完走しました。

ようやく、ブログの更新が約1年ぶりにできるかな。

この1年余りは、自分のブログを更新する余裕がないくらい

他のところからの原稿依頼が多くて。。。

センター試験の解説を書く。某大手出版社から。
大手塾の直前指導向け、問題作成。数、英、理、社全部作りました。
某私立大学の入試問題の解答解説。
大手通信教育の高校生向け問題作成。
某とか大手とかとぼかしているのはごめんなさい。
一応、守秘義務的な倫理は持っているのです。
教材出版社からのワーク解説作成など、本業並みに忙しく徹夜も何日も
していて、
目標だった自分の本を出すということも
遅れまくっている状況です。

来るものを拒まないので。仕方ありません。
生徒さんもP@Tコースとブロヨビを中心に増えていて、
さらには中学受験の個別指導もせねばならず、
急きょ、嫁(中学受験指導経験長い)と娘(北大生)を召喚し、
ことに当たらせている次第なのです。

でも、ゆるがせにできないのが定期テスト対策。
5/18以来、毎週日曜日6/11までずっと朝の9時から夜の9時まで
指導に当たりました。その完走の報告です。

家で自発的にできる子はいいと思うのです。でも、そんな子ばかりじゃない。
自分で調べるまでもなくわかる子はいいのです。でも、そんな子ばかりではない。
それほど優秀とは言えないうちの生徒たちに関しては、僕らが時間をかけて
面倒を見てあげなければならないと考えています。
塾的に言えば負の循環なのかも知れない。優秀な生徒を集めれば、勝手に勉強するし
塾が適当な授業してても、成績上位になるしね。
けど、うちらは、生徒の学力を伸ばすのに生徒まかせにできないし、僕ができるならば
休みもなしで苦労も重ねようと思うのです。
結果、5/7以来、一日の休みもとっていません。僕にしてみりゃ当たり前のことで、
逆に日曜日に教室を開けないとか、人並みに休んでいるとかの方が塾教員として
どうかしている。
昔、よく、そんなことして生徒の成績上がるのか?と言われたけど。
報われるかどうかじゃないんですよ。
その方が数パーセントでも可能性が上がるならば、生徒のために動くのが僕の考えなのです。
時代錯誤かもしれないが、生徒第一主義を標榜する塾で生まれた存在であるがゆえに
信念は貫く。

結果として、前回よりトータルで66点向上したり、理科98点だったり、数学も90点越えたりと
生徒たちは成果を残してくれていると思います。

夏期講習生募集中です。

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