今、当塾に通う高校生は、札幌南高、札幌北高、札幌旭丘、札幌月寒、私立では札幌第一や光星、とわの森三愛などなど大変バラエティに富んでいて、個別指導で数学を教えています。他の科目もだけど。数学は数Ⅱ、数Bまで。教えているわけです。しかしながら、高校2年の娘は圧倒的にずば抜けて数学ⅡとBができません。大変これはお恥ずかしいお話です。
よくゲームやTVは勉強の邪魔になるから。というお話は聞きます。時間は確保しているのですが。。とも聞きます。しかし、勉強の敵は本当の意味での敵はそれらではないでしょう。個人によりますが、強い目的意識があれば、それらを恐れることはないのです。とりあえず、うちの子の場合は変なプライドや思い込みが一番の勉強の敵なのですわ。精神的な問題。これが進むと諦観にかわり手の打ちようがなくなります。
よく観察してみてください。
間違いを隠そうとしていませんか?
できない子と思われるのを嫌がって間違いを公開しない。親にも先生にも見せない。こんなのもできないのかと思われたくない。いわれたくない。知られたくない。という心理が働いているのではないでしょうか?これが方向性を間違えたプライドの発現です。これは学習の一番の障害。いわば、敵なのです。間違うことは何も恥ずかしいことではない。むしろ、それを積み重ねることで点数を取れなければ余計大きな恥をかくことになる。その点がわからんのですよ。子供はまだまだ。できない自分。賢くない自分を認めて肯定することがまず必要です。これができていないなと感じます。娘は。
解答を見て問題を解いていませんか?
これを娘もしています。解答・解説を見ること自体が悪いのではありません。問題はその目的です。宿題や問題をこなすために解答を見るのは間違い。それを読むことによって、解き方を覚えることが目的なのです。あるいは問題を理解することが目的なのですが、それをしていない。安易に教えを乞うことも基本的には勧めてません。ついつい、こちらが教えてしまうけど。。。
同じ問題を繰り返し解いていますか?
成績を伸ばすために必要なことは間違いにこだわることです。「まちがっちゃった。テヘペロ。」では何回、模試を受けても、何枚プリントを繰り返しても問題やその解き方を覚えることは出来ません。問題集は何でもいいので、新しいものに手を出すのではなく繰り返し、繰り返し、できない問題がなくなるまで解き続けることが大切なのです。これができるスタミナ、粘り強さが残念ながら娘には欠けているようです。長女はそれができる子でしたが、これも個性というべきでしょうか。
素直に批判は受け入れらていますか?
反抗期ともなれば、親の言うことには耳も貸さないものです。「あ、そうなんや。僕(私)はできひんのやー。」これ重要です。ここで、○○よりは上だし。とか問題が××だからといい始めると責任転嫁無限ループ状態になります。これでは、素養があったとしても。。。なのです。
一度解いて、解答解説を写して、わかったつもりになっている。この思い込みは、明らかに勉強の敵です。でも、これは娘だけではなく、非常に多くの生徒さんが陥っている罠なのです。そしてそれに気づけたものしか成績が伸びない。だから、同じ塾に通っていても成績の差がついていくともいえるでしょう。
当塾は、そこからのアプローチがあるから、クラス全体として成績が上がっていくのですが。