そりゃあ、悩んで当たり前。中3受験校選択に向けて。②

そりゃあ、悩んで当たり前。中3受験校選択に向けて。から続きます。

前提である①、②から受験校の選択を考えてみます。

① 公立至上主義は疑問
北海道においては公立が大学進学のトップ校を占めています。
札幌の東西南北旭丘あたりは常に上位大学の合格が多いです。
しかし、この枠は約1500人余り。ここに到達しえない場合、
公立高校の受験はすべての場合おいて正解とはいえないと鍜冶は
考えています。
カリキュラム上は共通テストを主眼とし、国公立向けに組んでいますが
受ける生徒サイドの問題もあり十分に効果が出ていないのではないかと。
ついていけない場合のフォローも十分ではなく、塾・個別指導・予備校などの
追加を受けている生徒も数多いと感じます。
自分で考えて行動できるタイプの生徒や
先生のいうことを素直に実行できるタイプの子が成績を伸ばします。
中堅上位の中でも北広島などはかなり強制力を持って学習に取り組ませますから
自主自立を校是とする学校よりも成績は伸びます。

② 評定の取りやすい学校を選ぶ
前段で申し上げた通り、近年の入試では学校内の評定が大きく影響します。
指定校推薦についてもAO入試についても必要な評定が定められていて、それを
下回ると受験ができません。その方向を目指すのであれば、評定を緩やかに
つけてくれる学校の方がよいと思います。
一般的に進学校は評定が取りにくい(定期テストが難しい)という傾向があります
ので、国公立を目指す高校では指定校をはじめとする推薦は受けにくいという理解を
しておくべきです。
高校を選択する段階で、大学進学をどのような方向で進めるかのイメージが
を持っておくことが必要であるといえます。

③ 私立は選択の余地が大いにある
北海道では私立高校を公立高校のすべり止めとみなす傾向が強いのは確かです。
公立の最上位高校を受験するのであれば、それは当たり前かもしれません。
しかし、将来のことを考えれば、あえて私立を選択するという選択肢もあり得ます。
評定は私立の方が取りやすく、系列大学への進学も可能。例えば北海高校や北海学園
札幌では北海学園大学への進学が容易です。札幌日大、東海大札幌など全国に系列大学
を持つ学校もあります。札幌光星は系列大学こそ持ちませんが、全国のミッション系の
大学に数多くの指定校推薦を持ちます。
必要最低限の大学進学という目標を達成するためでであれば決して悪い選択ではない
のです。
また、成績上位層が薄いという問題を抱える学校もあり、逆にきめ細かく丁寧に
指導してもらえるというメリットもあります。

すみません。もうちょっとだけ続きます。そりゃあ、悩んで当たり前。中3受験校選択に向けて。③

2021年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : patkyouiku