北海道の高校入試④数学-1(5-問2(2))

なんかかなりの分量になりそうなので、
なんかに分けたいと思います。そのうち力尽きるでしょうきっと(笑)
数学なのですが、裁量問題を中心に進めます。

これはとても難しいのですが、
中学校のみの知識に頼るか、高校の知識や中学受験の
知識に頼るかということで全く効率が違ってくる。
たとえば、ほかの塾さんが難問です。と解説されていた

5番の問2(2)なんかも中学校の知識だけで地道に解こうとすると
補助線が4・5本くらい必要になると思うのですが、
私が教えたことを覚えているとおそらく、補助線は多くて2本。

じゃあ、教えたことって何かというと
「直交する2つの直線の傾きの積は-1」
になる。これだけ覚えていると普通に2分くらいで解くことが出来る。
この問題において直線①:y=-x+6 直線②:y=x+2
傾きは1と-1だから直交する。さらに角BAP=60度なので
1:2:ルート3の直角三角形。なおかつ点Bからy軸へ垂線を下すと
直角二等辺三角形ができるので、1:1:ルート2

これで、tを求めるための条件はすべてそろうことになる。
前の塾でも2年の1次関数の時から必ず使うことになるから、
と言っていた内容です。3年になっても言ってたよね。

それを思い出してくれた生徒は3分程度で解けている。
気づかないと手を出さない方がマシと思えるくらいの時間がかかったと思います。
でも、直交する直線の傾きって中学校ではほぼ触れない。

その事実に若干悲しさを覚えますが。。。

ですが、それを知っているかいないかでここは得点差が付きます。
ある意味合否を分けることになるかもしれない問題?

裁量問題らしい問題はここと次の問3の(2)くらいかな。
でも、その場で2・3分で解いた生徒もいたし。
鍛え方の問題なのでしょうが。この問題は解答に解き方が出ているので
いいと思うのですが、問2(2)は解答だけなので???の人もいるかと思います。
まずは、この問題から始めますが、そのうち道コンも
解説と総評載せてくるし、3月9か10くらいかな。

北海道の高校入試③

昨日、高校入試はほぼすべて終わりましたが、
まあ、2次試験があるけれども。。。

公立高校入試についてすこし思ったことを書きたいと思います。
出題形式などは昨年度とさほど変化はないように感じましたが、

平均点は上がりそうな気配です。
特に数学は裁量云々の前に全体的に易化が進んだように
感じます。

他にも理科も全国の入試問題に比較すると少しやさしめ。
記述をどれくらい丁寧に書けるか。この部分に戸惑いが
あったかもしれません。

これらのことから、

裁量問題を導入している最上位公立高校については、
内申のウエィトが一昨年に比べ高くなるように考えます。
点数を取れる子と点数を取れない子の得点差が、
問題が易しくなることによって縮まってくる可能性があります。
数学の裁量などは取れる取れないの差がそのまま合否の差にさえ
なるような側面が、普通に裁量で得点できる問題になっているので、
15点とか10点の差が付きにくい。(埋めにくい)
また、裁量に至るまでの標準との共通問題に時間がかかる問題が
そう多くはないため、皆が裁量にかけられる時間が増えたと思います。
ということは途中まで持っていき中間点を取れる子が増える
可能性があります。数学の得点のばらつきが以前ほどではなくなる
可能性もあります。

まあ、担当している生徒さんの数も多くはないので、推量の部分も多いのですが、
ただ、それまで内申は低いが当日点で逆転というパターンが
さらに減るようには思います。

となると開成とか西の内申悪くても10:0(当日:内申)がある
と考えていた方はかなりハイレベルな得点が必要になる可能性
があります。特に西は倍率が高いし。

あと、中堅どころの市立高校は逆に内申が高くても安心できないかもしれません。
それまでの裁量は中堅どころを受ける生徒には難しすぎて、
逆に得点差がつかないという側面があったのですが、
今回の内容であれば、当日点で大きく差が生まれる可能性があります。
というと、藻岩・平岸あたりでは、内申低いけど。逆転で合格。という
ケースが増えるかもしれません。
内申が高くてもテストでケアレスミスがあれば、簡単にラインから
落ちてしまう可能性もあるのではないかと想像しています。

全体を通じていえるのは、設問をどれだけ焦らず丁寧に読んだかで
結構、得点が決まってしまう。
数学は設問の中に重要な内容が書かれていて、そこを見落とすと
もうまったく解けないという可能性もあるかと。。。

焦ってしまうと損をするという
教訓をあたえてくれるような気がします。

各教科ごとの感想はおいおいと思っています。

中3生へ。去年も同じことを書いたのだけれど。。。

いよいよ明日、
北海道公立高校の受験日を迎えます。
すべての人の入試応援はその門の前まで行くことが出来ません。
そこそこ人数いるからね。

この1年とかよく頑張ってきたと思います。
なんか、去年も前日にこんなようなことを書いていたけど。。。
人それぞれに人それぞれの頑張りがあるからね。
私立が終わり、あっという間に公立高校受験。

そもそもみんなが小6や中1の時のことは
昨日のことのように思い出します。
月並みな表現だけど。

明日の朝になれば、みんなは受験校の門をくぐります。
中にはその瞬間まで後悔している人があるかもしれない。
どんな心持だろうと条件は同じです。
ただ問題を解き、得点を重ね、合格するのです。

だから、今だからこそ
自分のことを信じて欲しい。自分の努力や選択をを信じて欲しいと思います。
自ずと結果はついてきます。
ツライ受験勉強を耐えてきたのですから。
いろいろなものを少しずつ犠牲にしてきたのですから。
成果は必ず出るから。
結果は必ず良いものはずだしね。

だけど、いまから結果を想像するのはやめてほしい。
良い結果が出ない想像しても、自分の人生を悲観しても、
全く意味はありません。

これは去年も書いたのですが
皆さんは、人生という道を今走ってっている最中で、その点では僕も同じですが、
入学試験というはそのラップでしかない。ラップで区間賞をとっても、
優勝できるとは限らないし、そもそも、自分なりの幸せをゴールと考えれば、
それも一人一人様々です。ましてや出てもいない結果を悲観的に考えるなんて
全く意味のないことだと思いますよ。

一番大切なのは、その過程の中でどれほど納得がいく努力ができたかなのです。
受験というのは、結果を得ること以上にその中で成長していくという意味で
重要なのです。

受からなくてもいいという意味ではないよ。僕はみんなの合格を本当に心から
望んでいます。なぜなら、それは、みんなが心の底から望んでいることだから。
みんなの努力を知ってるつもりだしね。
ご褒美をもらっていいくらいの努力をしてきたのさ。
なりたい自分になるための近道かもしれないしさ。

この1年、なかには小4から6年間お付き合いさせてもらった人もいるよね。
僕ができたのはゆるやかにみんなの背中を押すことだけだった。
みんなは自分で走ってきたのだ。
でも、高校の門を入試のためくぐったあとはもう背中を押してあげることは出来ない。
本当に自分の足で歩かないといけない。
不安に思うことは何もない。もう、その力は十分付いている。
歩き出せ!
自分の手で自分の夢を掴みとれ!
そこにいないけど、先生たちの気持ちは君たちとずっと一緒にある。
晴れやかな笑顔で、試験を終えて出て来いよ。

そして、お家に帰ったらお父さん、お母さん、支えてくれた保護者の方に
ありがとうって言って欲しい。
誰よりもみんなのことを考えてくれているのは、おうちの人だから。

あー、でもうちの娘はきっと言わないな。
君らくらいには言ってほしいと思います。

生徒よりも大切なものがあるとすれば。。。

入試前なので今日も明日も明後日も教室は開いています。
3月に入り、問い合わせは急激に増えてきました。
お問い合わせいただいた方の不安を一つずつ聞いて
行きます。

3月に入塾特典としては、受講料無料と次の4月からの
継続割引があります。
また、私とお知り合いの方はご縁があるということで
割引をしようと思っています。

それと明日は日曜日ですが直前なので教室を開けます。
時間は
17:00~21:00
予定です。

お昼間は所用で教室が開けられません。
予約制なので、一度メールかお電話ください。
ただ、日曜日はトイレが使えないという状況なので。。。
その点だけはご留意ください。

さて、ここまでが宣伝ですね。

表題にもある通り、私にとって塾の生徒というのは
大切なものなのですが、
それより大切なものがあるとすれば、非常勤の講師
ということになります。
今は、非常勤を一人も雇っていないため、繰り上げで生徒さんと
なるのですが。。。

ひどいお話ですが、基本私が非常勤の講師を大切に扱ってあげないと
非常勤の方は生徒さんを大切に扱わないと考えています。
私が自分の都合を非常勤に押し付けるのならば、非常勤は
自分の都合を生徒さんに押し付け、
それはできないからスタートするようになります。
サービスに十分対応できない非常勤になると考えているのです。
だから、大切にしなくてはいけないのは非常勤。

ずっとしてきて、教え子の非常勤講師としてのリターン率は
結構高い方だと思っています。
自分が教えてもらった非常勤が大切に扱われている実感
があるからなのかなと思っています。

一方、先日、ハンバーガーショップに行ったとき、
うちの3人の娘はきちんと並んでいました。
20代とみられる店員は、娘たちが並んでいるにもかかわらず、
別なお客さん(後から来た人=大人)を娘たちの前にいれようと
しました。

「こっち先にならんどるやろ」

私はいいました。以前、大阪に暮らしているときからその日本でも最大手の
ハンバーガーショップの客あしらいとは折り合いが悪かったのです。
そのあとから来たお客さんも店員の誘導に従っただけだし、
気分を悪くします。

しかし、私は許せなかったのです。
順番のことなんかは気にしていません。
娘たちを客としてみなしていないことに対してです。

その店員はお金を払う大人しか相手にしていませんでした。
完全に「見えていない」のです。
多分店長かそのクラスだと思うのですが、お金を払う人のみ
大切にしなさいという教育を受けてきているのでしょうか?
そこにはスマイル¥0の精神など一つも感じることができませんでした。

カウンターの中ではさっきの店員が偉そうに指示をだし、声を荒げています。

もしも、私が生徒たちを大切にしてあげなければ、非常勤講師も生徒を
大切にすることはない。
塾長の器以上の非常勤講師を育てることはできないし、
非常勤講師は塾長の鏡だから。
そして、生徒を大切にしないところに、また保護者の方の満足もない。

取り扱ってる商品が違うので、ハンバーガーショップと同列に
語ることはできませんが、、、
でも、私は多分あの店には行きません。
子供好きだから行っていただけなのに、ぞんざいに
扱われるなら、事務的なドライブスルーがまだましですね。

ただ、近所の牛丼屋のマイクは何とかした方がいいと思う。
あれは店員さんがかわいそうすぎる。。。

話はそれましたが、
うちの優先順位は
非常勤>生徒>保護者 です。
むろんわがままし放題に育てるという意味ではありませんよ。

この間の一コマ②。

私  「正四面体の体積の公式覚えてる?」
生徒 「…。」
私  「え。じゃ、どやってだすの」
生徒 「高さの根元が底面の重心にあるから。。。」
私  「…。確かに正しい。仕組みとして間違っていないよ。」

でも、入試の時間のない場面では使えないのです。
計算力がないと。

私 「もう1週間前だし、12分のルート2×aの3乗。aは1辺の
   長さね」
確かに上記の内容は学校ではおそらくやらないし、
書いてある塾用テキストもあまり見かけたことがありません。
文英堂のにはたしか出ていました。

ごめん。みんな正攻法はもう少しおいておこう。
徹底して道具化をあと3日間は続けましょう。

何が真の目的か。

今日から3月ですね。
国公立大の2次試験を終えた受験生から、
出来た、できない。
のお話をちらちら聞きます。

センターの結果から少し厳しい受験を考えている
方などもあるのですが、、、

ご家族に理由を聞くと結構な率で
「プライドが。。。」とか「そのくらいのレベルでないと。。。」
というお話を聞きます。
そのことについての否定は一切しません。
目標があることはいいことだし。チャレンジは常にしてみるべきなのです。
しかし、その大学に行く目的は?
お医者様になりたのであれば、医科大学に行くしかない。
その職業に就くために限定された大学というのがあるから、
努力して自分をそのレベルに成長させるしかないのです。
あるいはどうしてもしたい勉強があり、そこでしかできない。
というならば。。。

だが、その大学に入らなくてもつける職業であれば、どうなのでしょう?
1年間の回り道と大学での1年間の余裕。
浪人したつもりで海外に1年留学とか。その方が目的である
自分の職業とか人生にプラスになるかもしれません。
また、会社に入るにしても。すべての人に等しく60歳とか65歳で
定年は来るわけです。
そこから再就職するにしてもどこの大学かよりもその会社で何をしてきたかの
方が重視されているような気がします。
まあ、私の数少ない経験値なのですべてに当てはまるかはわかりませんが。

多くの人にとって大学とは手段でしかないはずです。
よりよく生きるための。ほんとにその勉強が好きで、それを職業に
してしまう。(収入を得るという意味で)人はいるのは確かですが、
それでも人生を駅伝にたとえれば、第3区とか第4区なのではないでしょうか。
そこで、最高のラップタイムを出し、そのまま優勝ということもあれば、

他の区間で盛り返してということだってあるはずなのです。
レベルの高い、いい大学に入ることが目的ではないはずです。
そこで人生終わりじゃないし。。。

だから、回り道するメリットとデメリットをよく考えたうえでの選択はしてほしい。
そして、よく考えたうえで
君がした選択ならば絶対それは間違っていない。
迷わず進んでください。

とある特定の何人かに寄せた内容だとはわかると思うのですが、
(ま、読んでるか知らんけど)
君たちがしてきた選択で今まで一度も間違えた選択などないのです。
不足してきた努力はあるかも。
ちょっと運が悪かったかも。
でも選択自体に間違いなどない。
だから、後悔や迷いを持っている場合ではなく、
本当に正しい選択だったということを証明しようよ。

がんばれ。