高1の娘が日曜日、
質問に来ました。学校では2次関数に入っています。
5月でいきなりてっぺんかい。
という感じですね。
てっぺんといえば東京スカイツリーはなんか記念日がいつも
雨だそうですね。
いや、全然関係ない。
で、2次関数なのですが、高1が数学でつまずくポイントは
いくつかあると思っていますが、
そのうちのもっとも大きいもの一つががこの2次関数。
第一段階で、平方完成ができない。理解できない。
第二段階で、共有点。何をどうしていいかわからない。
第三段階で、最大・最小、場合分け。
もう完全に死亡フラグが立つわけです。
見ていると2次関数のおそい子はこの平方完成がおそいかできない。
不正確という意味で。僕が中3段階で数学を担当する子は
必死こいて平方完成を教えます。
解の公式が復活したから、本来あまり気合いを入れて
教える必要はないのだけれど、高1でこの部分がキーになるのわかっているから
やるのです。
すると、第1段階は何とかなって、第二段階もこそっと
2次方程式の中に含めているので、記憶力のよい子であれば
入学以前からクリアしている。
そして、勝負どころの第3段階で戦える。
ここが重要なのはセンターなどでも出題されるから。
だから、中3段階からセンターに向けての動きは
始めさせているのです。
しかし、残念ながら娘は僕から2次方程式を教わっていません。
塾生ではなかったから。
とりあえず、教えました。
とにかく、xの2乗とxの係数にだけ着目して。。。
(x-a)2乗-bの形と取り換えてしまう。。。
ここが遅くしかできなければ、
2次関数自体相当厳しいから、数をこなしてトレーニングすること!
多くの進学校といわれる高校においては、
平方完成の部分はかなりの率でスルーされます。
中学校でもしているし、ところが中学校でこれを説明すると
とてもとても時間がかかる。
解の公式なるドラえもんの便利道具並のツールがあるのだから
こちらを覚えさせてしまう方が先決。
特に塾ではこの傾向が強いと僕は思います。
結果として、平方完成は個人で努力するべき課題に
なってしまうのです。
完全に理解しないうちに先に進むから、
2次方程式の問題が出ると壊滅状態になるという
生徒は多いと思います。
ほんとに注意が必要です。
塾生もやばいかと思いましたが、
「まだやってませーん」と「もうとっくに終わりましたよー」という
子でした。
大学受験の段階で振り返るとこの部分でつまずいているケースが多いから
君たちここだけは頑張るように。
じゃないと話、先に進ませられない。
札幌市中央区 小中高学習塾 PAT共育ゼミナール