高校における大学合格実績の見方(札幌)

高校の大学合格実績は、次の年の高校の倍率にも絡んでくるので大切なのですが、
特に札幌で重視されるのは北大ですね。
でも、その年の実績に食いつきがちなのですが、あくまで重視するべきなのは
現役における合格実績です。例えば、わかる範囲でいうと南は2015年が現役70名。今年が84名。
これは、明らかに昨年度の生徒よりも今年の生徒のレベルが上がっていることを示します。
西高でいうと、現役は59名です。2月に大学を受験した生徒が西高を受けたとき、
倍率は1.5倍くらいだったように思います。かなりの乱戦になったと思います。
倍率が高い年の生徒は一般的に強いですね。やはり。

また、前期での合格者が多いか、後期での合格者が多いかでその学校の進路指導の方向性が
見えてきます。

私立のほうといえば、北嶺は23名のトータル人数ですが、あまり、北大を対象にする学校ではないので。。。
光星が19名。

第一が現浪合わせて35名で伸びてます。+8名。立命館慶祥13名。減らしています。

まあ、実績が出せないとは思っていましたが、卒業生はともに300名程度でしょうか。
いろいろなお話、(在学生などからの)を聞く範囲では、とても実績が出せる状況に
ありません。中学もあるならば、もっと伸ばせると思うのですが。ちなみに北嶺は200名程度。
この数字を見ても、東西南北に不合格ならばどちらに行くかは明白な気がします。
この辺りは、また、私的な受験ガイドブックでもアマゾンで出せればいいなと思っています。
どこからの意見にも左右されない、聞いた内容と個人的な分析を含めて。
話がそれたので、もとに戻します。

なぜ、現役合格にこだわるべきかというと、基本学校の実力はその部分に現れます。
センター試験の学習というのはいかに無駄を省くかにかかっています。特に、高校3年間しかない
公立高校では、結構、高校としてのチームワークがものをいうのです。
例えば、ある先生が自分のさせたい勉強しかさせず、なおかつ課題も多く、
センターの得点に直結しない。これをさせると、同じ力量があっても
得点には見る間に差がついていきます。以前、南<北という全生徒の平均得点(センター)の差があったのですが、
まさにこれでした。私の知る範囲でしかないので恐縮ですが。
今のように、南高生の通塾率が高い現状では、高校の実力とばかりは言えないのですが。。。

それと、今年の実績を出したのは3年前受験した中3生だということです。
3年前の状況から、レベルが下がっているようであれば、その実績は出ない可能性が高いですし、
札幌開成が伸びたのも今年だからであって、今年受験した生徒や昨年受験した生徒が今年と同じ実績を
出せるかどうかはわからないと思うのです。
年々入りやすくなっているにもかかわらず、実績をほぼほぼキープしている北広島高校みたいなところも
あるのですがね。

学習塾は南何名。北何名ばかりを強調して、その後のことは考えません。その子がどんなイメージを持って
高校に行くのか。また、その高校で生活する場合はどんな状況になるのか。そこまで、考えて面談や
進路指導を北海道の塾は行わない気がします。
いわば、看板として難関高校の合格実績を使っているだけなのです。でもそれは、その子ががんばって
合格したのであって、塾の実力ではない。その点では謙虚であるべきだと、考えています。
ただ、子供や親と視線を同じくて、国家100年の計を練るがごとく、個人10年の計を一人一人に
練っていきたいと私は考えています。

新入塾生募集中です。
なんか、5月になっても入塾が切れない。
来週からは、定期テスト対策です。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください